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【初心者向け】マンション購入後に毎月かかる「管理費」と「修繕積立金」とは?内訳と注意点を徹底解説

2025 7/23
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マンションを購入する際、多くの方が気にするのは物件価格や住宅ローンですが、実際に所有して住み始めてから発生する「ランニングコスト」も非常に重要です。
その中でも毎月発生する代表的な費用が「管理費」と「修繕積立金」です。この費用はローン返済とは別でかかる経費ですので、購入前のチェックも欠かせません!

この2つは、不動産の価値を維持し、安心して長く住むために欠かせない費用ですが、内容や使い道をよく知らずに購入してしまう方も少なくありません。

この記事では、不動産購入後に必要な管理費・修繕積立金の基礎知識から、相場、将来的な注意点までわかりやすく解説します。これからマンションを購入する方、購入したばかりで不安な方はぜひ参考にしてください。


管理費とは?マンションの共用部を維持するための月額コスト

● 管理費の定義と用途

管理費とは、マンションの共用部分を日常的に維持・管理するための費用です。
管理会社や管理組合によって徴収され、次のような用途に使われます。

  • 共用廊下・エントランス・ゴミ置き場などの清掃
  • エレベーターや機械式駐車場の点検・保守
  • 共用部の電気代や水道代
  • 管理人や清掃員の人件費
  • 管理組合の運営費(会計業務、理事会運営など)

これらのコストを住民全員で分担し、マンションの快適性と安全性を維持していく仕組みです。

● 管理費の相場

マンションの規模や設備によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

マンションの種類管理費の目安(月額)
一般的なファミリーマンション10,000円〜20,000円
タワーマンション・高級物件30,000円以上の場合も

管理費が高い物件は、コンシェルジュサービスや24時間有人管理、フィットネスジム付きなどのサービスが充実していることが多く、それに応じて費用も上がります。


修繕積立金とは?将来の大規模修繕に備える重要な積立

● 修繕積立金の目的

修繕積立金は、マンションの建物や設備を長期的に維持・修繕するための積立金です。建物は経年とともに老朽化し、定期的に修繕を行わなければ資産価値が下がってしまいます。

主に以下のような工事に使用されます。

  • 外壁塗装、防水工事
  • 給排水管の交換
  • エレベーターのリニューアル
  • 屋上防水、バルコニー修繕
  • セキュリティ設備の更新 など

これらの大規模修繕工事は10年〜15年おきに数千万円〜数億円単位でかかるため、居住者全員で長期的に資金を積み立てていく必要があります。

● 修繕積立金の金額と増額リスク

修繕積立金もマンションの規模や築年数により異なりますが、以下が一つの目安です。

築年数修繕積立金(月額)
築浅(5年以内)5,000円〜10,000円
築中(5〜15年)10,000円〜15,000円
築古(15年以上)15,000円以上になることも

注意すべきは、将来的に増額されるケースが多いことです。初期段階では「少額に抑えて販売価格を安く見せる」意図がある場合もあり、築年数が経過するごとに現実的な修繕費に合わせて引き上げられます。


管理費と修繕積立金の違いと役割の比較

項目管理費修繕積立金
主な目的日常の維持・管理将来の大規模修繕への備え
使用用途清掃、人件費、点検費など外壁塗装、屋上修繕、配管更新など
金額の傾向比較的安定増額の可能性あり
必要性快適な住環境の維持建物資産価値の維持

両者は役割がまったく異なるため、「どちらかだけ払えばいい」というものではありません。不動産の資産価値と住環境の両方を守るために、どちらも重要なコストです。


支払いを怠るとどうなる?滞納のリスクと影響

マンションの管理費や修繕積立金は、所有者全員の義務として管理規約に明記されています。
万が一支払いを滞納すると、次のような事態になる可能性があります。

  • 管理組合からの督促・遅延損害金の発生
  • 口座差押え・裁判・競売などの法的措置
  • 他の住民からの信用低下、関係悪化

また、滞納者が多くなると管理全体が機能不全に陥り、マンション全体の資産価値が下がってしまうこともあります。


購入前にチェックすべきポイント

マンション購入を検討する際には、管理費や修繕積立金の金額だけでなく、以下の情報も必ず確認しましょう。

● 長期修繕計画があるか?

国交省のガイドラインでは30年程度の長期修繕計画の作成が推奨されています。
これがない物件は将来的に突然多額の出費が発生するリスクが高いため、購入前にチェックが必須です。

● 修繕積立金の残高は十分か?

計画通り積み立てが行われているかを確認しましょう。残高が少ないと、急に一時金徴収されるケースもあります。

● 管理組合の運営状況は健全か?

議事録や総会資料を確認し、組合がしっかり機能しているかを把握しておくことも大切です。


結論:管理費・修繕積立金はマンション資産価値を守る投資

マンション購入後の毎月の支出として、管理費・修繕積立金は不可避のコストです。しかし、これは「無駄な出費」ではなく、快適な生活と資産価値の維持に直結する必要経費といえます。

住宅ローンの返済額だけでなく、これらのランニングコストも含めて購入の可否を判断することで、無理のないマネープランが立てられます。


よくある質問(FAQ)

Q. 管理費と修繕積立金は経費にできる?
A. 投資用物件(賃貸運用)であれば経費として計上可能ですが、自宅として使っている場合は原則として経費対象外です。

Q. 修繕積立金が値上がりするのはいつ頃?
A. 一般的には10〜15年後を目安に見直されることが多いです。販売当初に低く設定されている物件では、築5〜7年で段階的に増額されることもあります。

Q. 一括支払いはできる?
A. 物件によっては一括納入も可能ですが、多くは月額制での徴収です。一時金としてまとめて徴収されるケースもあるため、契約書や管理規約を事前に確認しましょう。


不動産購入を検討中の方は、「物件価格」や「立地」だけでなく、「維持管理費用」にも注目しましょう。長く安心して住み続けるためには、こうした費用の仕組みを正しく理解しておくことが、後悔しない購入の第一歩です。

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