マイホーム購入や不動産投資において、間取りや立地の選び方を間違えると、後悔につながることも少なくありません。今回は「失敗しないための間取りと立地の選び方」を、実体験とプロの視点をもとに解説します。
【1】間取り編|暮らしやすさを決める5つの視点
① 生活動線がスムーズか
家事や移動がストレスなく行える間取りが理想です。以下のような点をチェックしましょう:
- キッチン→洗面→浴室が近い
- 玄関→リビングへのアクセスがスムーズ
- 洗濯動線が一直線になっているか
② 必要な部屋数と広さが確保されているか
将来の家族構成やライフスタイルも想定して、無理のないサイズ感を選びましょう。
- 単身orDINKS:1LDK〜2LDK (経験上、40㎡以上が望ましい)
- ファミリー:3LDK以上がおすすめ (経験上、子供一人の場合50㎡以上が望ましい)
③ 窓の位置と採光
間取り図だけでなく、方角や周辺建物の影も考慮して、明るさや風通しを確認しましょう。
- 南向き=明るい、とは限らない(前に高層建物があるとNG)
- 北向きでも角部屋なら採光は確保できることも
④ 収納スペースの充実度
収納が足りないと生活感が出てしまい、居住性が落ちます。
- ウォークインクローゼットの有無
- 廊下収納・パントリーの有無
⑤ プライバシーの確保
家族間でも音や視線の配慮は重要です。
- トイレとリビングが隣接していないか
- 主寝室が玄関に近すぎないか
【2】立地編|資産価値と快適性のカギを握る2つの軸
① 利便性×静かさのバランス
駅近=便利ですが、騒音や人通りも増えます。以下のような「ちょうどよさ」が理想です。
- 駅から徒歩7〜10分圏内
- 幹線道路沿いの場合は防音が確りしているかの確認も重要
② 将来性のあるエリアか
今の便利さだけでなく、「将来売る/貸す」ことも考えると、以下のような点も重要です:
- 再開発計画がある地域
- 小中学校・病院・スーパーの整備が進んでいる
- 地価が安定している、または上昇傾向にある
【3】現地確認はマスト!図面だけで判断しない
実際に以下のようなポイントを自分の目でチェックしましょう:
- 周辺の雰囲気(夜や週末も訪問)
- 匂いや騒音、日当たり
- 駅からの道のり(坂道や街灯の有無)