マイホームや投資用物件の購入は、多くの人にとって人生で最も高額な買い物です。夢や期待が膨らむ一方で、十分な知識がないまま契約を進めると、後々「こんなはずじゃなかった…」という落とし穴にはまってしまうことも。
この記事では、不動産購入初心者が特に気をつけるべき5つのポイントを解説します。
落とし穴①:予算を甘く見積もってしまう
✅ よくある失敗:
「住宅ローンの支払いだけ考えればOK」と思っていたら、税金や維持費が想像以上にかかって大変…というケース。
わたしはローン手数料と固定資産税を考慮しておらず、想定外の出費となりかなり焦りました…
💡 対策:
物件価格のほかに「諸費用(登記費用、仲介手数料、ローン手数料、火災保険など)」がかかることを忘れずに。目安として、物件価格の6〜10%程度は見ておきましょう。また、将来的な修繕や固定資産税も含めた長期的なシミュレーションが重要です。
落とし穴②:立地や周辺環境のリサーチ不足
✅ よくある失敗:
駅近で便利だと思って購入したら、夜は騒音がひどくて後悔。あるいは、買い物環境が不便で生活がストレスに。
💡 対策:
実際に平日・休日・昼・夜など時間を変えて現地を訪れ、周囲の雰囲気や騒音、交通状況、街灯の有無などを確認しましょう。また、災害リスク(ハザードマップ)や学校区、将来的な開発計画も要チェックです。
落とし穴③:契約内容をしっかり確認しない
✅ よくある失敗:
重要事項説明書を「専門用語が多くてよく分からないから」と適当に聞き流してサインしてしまい、後からトラブルに。
エアコン等の故障が保証されるか等の細かい点も要チェック!
💡 対策:
契約前には、「重要事項説明書」と「売買契約書」をじっくり読み、不明点は必ず担当者に確認しましょう。納得いくまで説明してくれない業者なら、一度立ち止まる勇気も必要です。
落とし穴④:ローンの借り方を間違える
✅ よくある失敗:
金利だけでローンを選んだ結果、自分に合わない返済プランで苦しくなるケース。
💡 対策:
固定金利・変動金利・ミックスローンなど、それぞれの特徴を理解し、自分の収入やライフプランに合ったものを選びましょう。金融機関ごとに条件が異なるので、複数の銀行を比較するのも大切です。
落とし穴⑤:将来のライフプランを考慮しない
✅ よくある失敗:
今は良いけど、将来子どもが増えたり、親との同居が必要になった時に手狭になったり、通勤が困難になったり…
💡 対策:
「今」だけでなく、「5年後・10年後」のライフスタイルを想定しましょう。転職、家族構成の変化、老後の住まい方など、柔軟性のある物件選びが大切です。
まとめ
不動産購入はワクワクする反面、後悔もつきもの。情報収集と慎重な判断こそが、満足のいく住まいへの第一歩です。
まずは「疑問に思ったことをそのままにしない」こと。分からないことは、遠慮なく専門家に相談するようにしましょう。
【おまけ】不動産購入前にチェックしたいリスト:
- 予算(諸費用含む)の把握
- ハザードマップの確認
- 周辺環境・交通のチェック
- 重要事項説明書の理解
- ライフプランと将来性の検討